審美歯科で銀歯を白くすることはできるの?銀歯を使っている事で起こる症状なども紹介!

審美歯科の基礎知識

笑った時などに白い歯の中に銀歯が見ているのが気になっている人は多いと思います。

昔は、虫歯を治したりするのには銀歯を使用するのが一般的だったので、仕方なく被せてもらった人もいると思います。

しかし、気になってしまうとどうにか白くできないものかと考えてしまう人もいるのではないでしょうか?

そんな人の為に銀歯を白くすることはできるのか、銀歯を使っているとどうなるのかなどを詳しく解説していこうと思います。

銀歯を白くすることはできるのか

銀歯で治療されているものを白くすることはできません。

しかし、銀歯を一度外してセラミックを使った治療を行う事で治療部分を白くし、目立たせないようにする事はできます。

セラミックやレジンを使用する事で、銀歯を白くし、治療跡をキレイにすると見た目も目立たなくなるのです。

その方法は以下のようなものがあります。

・ラミネートベニア
・クラウン
・インレー

ラミネートベニア

http://www.yamaguchi-dent.com/dental-blog/cat5/84plv.html

ラミネートベニアは、歯の表面にセラミックシェルを取り付ける事で目立たせなくする治療法になります。

ホワイトニングを下だけでは白くすることができない前歯の表面に使用するもので、ネイルチップのように薄いセラミックの板を張り付ける事で治療していくのです。

歯を白くキレイに見せるだけではなく、歯と歯の間に隙間がある、歯が小さくて隙間ができてしまっているいわゆるすきっ歯に対して、その隙間を埋める際にもこの方法が用いられます。

クラウン

https://www.arimadc.com/shinbi.html

歯全体に被せるタイプの治療法です。

歯の治療が大きくなり、歯の噛み合わせが悪くなってしまっている際に使われる被せるタイプの銀歯を外し、新たにセラミックの歯を被せる方法の事をいいます。

歯の治療個所が小さい場合は使用されることはありません。

インレー

http://www.tdc-esthetic.com/kind/ceramic-inlay.html

クラウンが全体を被せるのに対して、小さい治療後の際に使われる銀歯を外して同じ大きさのセラミックを詰める方法になります。

インレーの特徴は、自分の歯の部分が多い為、治療跡が目立たなくなること、耐久性があり、変色しずらいなどがあります。

さらに、表面がツルツルしているので汚れが付着しずらい特徴もあります。

セラミック・銀歯の特徴

セラミック・銀歯のメリット・デメリット

項目 メリット デメリット
セラミック ・目立たない

・虫歯が再発するリスクがほとんどない

・金属アレルギーになるリスクが少ない

・欠けてしまう事がある

・保険が適用されない

銀歯 ・保険適用されるので安価で受けられる

・丈夫で欠けることがほとんどない

 

・銀歯の下が虫歯になる可能性がある

・目立ってしまう

・金属アレルギーになってしまう可能性がある

・歯茎が黒くなってしまう可能性がある

セラミックの特徴

セラミックは審美性が高い為、見た目が他の歯と変わらないくらいキレイです。さらに、自分の歯と同じ色のものに合わせる事ができるので全体的に統一感があります。

また、劣化する事がないので、長く入れていても問題ありません。

さらに、ラミネートベニアの場合は、歯と歯の間の隙間を埋める事ができるのですきっ歯が解消される事もメリットです。すきっ歯が気になる方は受けてみると良いでしょう。

しかし、その反面耐久性はそこまで高くなく、強い衝撃が加わると欠けてしまう事があります。さらに、保険が適用されない為、費用が高額になってしまう可能性があるのも大きなマイナスポイントです。

銀歯の特徴

銀歯は保険が適用されるので安価で受ける事ができるのが大きな特徴です。さらに金属でできている為、とても丈夫で、セラミックに比べると強い衝撃が加わっても欠ける事がほとんどありません。

しかし、その反面、目立ちやすくなってしまうデメリットがあります。

白い歯が並んでいる中に銀歯があると見栄えが悪くなってしまう為、これを気にする方はとても多いと思います。

また、銀歯は金属である為、金属アレルギーになってしまう可能性もあります。

銀歯をそのままにしておくことで起こる症状

銀歯は笑った時などに目立ってしまいあまり好まない人もいますが、それ以上に銀歯をそのままにしておくと、様々な病気や症状を引き起こしてしまう事があります。

その為、古い銀歯はセラミックなどに変えておいた方が良いことがあるのです。

では、どんな症状が起こってしまうのかを説明していきます。

銀歯を使っている事で金属アレルギーを引き起こす

銀歯は、見た目の問題だけではなく、素材が硬すぎたり、適合が甘くなりやすい為、再治療になる可能性がとても高くなります。

さらに、歯に金属の詰め物をする事で金属アレルギーを起こしてしまったりする可能性も高くなります。

しかも、金属アレルギーは身に着ける装飾品などで引き起こされることがあるので、歯の銀歯が原因であると気が付きにくいのです。

歯科金属アレルギーの特徴

歯の治療には詰め物だけではなく、被せもの、治療後につける土台やブリッジ、入れ歯などの様々なものに金属が使われています。

様々な金属の中で、歯科治療に使われる金属は複数ありますが、代表的な素材であるパラジウムによる金属アレルギーも報告されています。[注1]

[注1]歯科用金属アレルギーの動向―過去10年間に広島大学病院歯科でパッチテストを行った患者データの解析―北川雅恵、安藤俊範、大林真理子、古庄寿子、新谷智章、小川郁子、香川和子、武知正晃、栗原英見 日本口腔検査学会雑誌, 4(1): 23-29

歯科金属アレルギーになっていても気が付かない

歯科金属アレルギーは、一般的な皮膚に出る金属アレルギーと似た症状を引き起こすことがある為、症状が出ていてもその原因が銀歯であるとは分からずに苦しんでいる人はたくさんいます。

保険適用で治療した銀歯は錆びやすい

保険適用で治療をした銀歯は高温多湿の環境にいる事で錆びて唾液に溶けやすくなってしまう欠点があります。

その溶けた金属が原因でアレルギー症状を引き起こしてしまう可能性があります。[注2]

[注2]歯科金属アレルギーの現状と展望 補綴主導の歯科金属アレルギー診療ガイドライン策定 秋葉陽介、渡邉恵、峯篤史、池戸泉美 、二川浩樹

体内に蓄積されてしまう

口に入っている銀歯などの金属はずっと入りっぱなしになる為、溶けてしまうと、体に蓄積されてしまう事になります。

そしてそれが過剰になってしまう事で、アレルギー反応として身体に何かしらの影響を及ぼしてしまうことになるのです。

歯科金属アレルギーは全身に症状が出る事がある

銀歯によって起こる歯科金属アレルギーの症状は口の中だけに起こる事もありますが、全身に症状が出てきてしまう事もあります。

口の中に症状が出てくる場合は、唾液に溶けて出てきた金属イオンが口の中や周辺にアレルギー反応を起こさせますが、症状は下のようなものが代表的です。

・口内炎、舌炎
・口唇炎、口角炎
・航空扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)
・味覚障害
・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
・アトピー性皮膚炎
・脱毛症

・航空扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

聞き慣れないものとだと思いますが、これは、口の中にある粘膜に白い線状、レース状、網目状の模様ができてしまい、模様の周りが赤くただれてしまう症状の事を言います。

この症状は、触れると痛むこともありますが、症状がないこともあます。さらに、口だけではなく、手首や足首に現れる事もあります。

複数の金属が入っていると、ガルバニー電流が起こりやすくなる

口の中に入れるのに使われる金属は一般的にはパラジウムとニッケル、コバルト、銀などが挙げられます。

口の中に種類の違った金属が複数ある事でガルバニー電流が発生しやすくなります。

ガルバニー電流とは、正式名称はガルバニック電流と言い、異種の金属同士が唾液などを介して接触する事で微弱な電流を流し、歯がキーンとしてしまう状態の事を言います。

金属アレルギーの方がガルバニー電流の症状で受診する人も増えてきています。ガルバニー電流は電位差が多い非金属、貴金属が口腔内にある事で起こりやすくなってしまうのです。

歯科金属アレルギーの治療法

歯科金属アレルギーを治療するには、まずはパッチテストを受け、金属アレルギーがあるのかどうかを確認してみましょう。

その上で金属アレルギーの原因が銀歯である場合、治療を行う事になります。

歯科金属の除去

歯科金属は歯科医院内にある器具を使えば簡単に取り外すことができます。

歯科医師は治療の追加、修正などで銀歯を取り外す事には慣れています。たとえ、アマルガムでもパラジウムであっても問題ありません。

しかし、一般的な病院の内科や外科などを受診してしまうと外す器具すら揃っていない場所もあり、除去方法を知らない医師もいます。

取り外すのではあれば歯科医院を受診する方が確実であると言えるのです。

治療には、セラミックやプラスチック、パッチテストで反応がなかった金属などを用いて行います。

結局はセラミックにした方が良いのか

セラミックは保険が適用されない為、治療費が高額になりやすく、衝撃に弱いなどのデメリットはあります。

対して銀歯は衝撃には強く、保険が適用されるので安価で受ける事ができます。銀歯にはアレルギーを起こしてしまうなどのデメリットはありますが、それでも費用の面では手軽に受ける事ができます。さらに、見栄えを気にしなければ銀歯でも良いかもしれません。

しかし、それでもセラミックにする事で見た目がキレイになりますし、人に自信を与えます。

口元にコンプレックスを持っているとコミュニケーションが上手にとれなくなってしまったり、上手に笑う事ができなくなってしまいます。

しかし、セラミックにして自信が持てるようになると前向きに行動ができるようになるので、人とのコミュニケーションを上手に取れるようになります。

銀歯であることに悩んでいるのであれば、是非セラミック治療を受けてみてください。

審美歯科では、銀歯を取り外し、新たにセラミックを入れ直す治療を多数受けていて、技術力が高い所もあります。

まとめ

銀歯を白くするにはセラミックなどを使用する事で目立たなくすることが可能です。

銀歯は見た目を悪くするだけではなく、体調にも大きくかかわってきてしまうので、一度パッチテストなどの検査をしておくことをお勧めします。

気になる事があれば必ず歯科医師に相談をしてみるのもいいでしょう。